2020/10/20

関東大学バスケ強豪チーム5選

 今回は関東大学バスケの強豪チームについて、①春のスプリングトーナメント②秋のリーグ戦③冬のインカレの3大タイトルの成績を元に分析し5チームピックアップしていきます。コロナ禍を抜けていよいよ開幕した関東大学バスケ。その魅力について少しでもお届けできればと思っております。 ※情報は少し前のものになっておりますがその点はご了承いただければと思います。

1,関東大学バスケ1部リーグチーム(2019)

 関東大学バスケは関東1都7県のチームが所属しています。また、リーグ制をとっており5部リーグまで存在しています。今回強豪チームと題しておりますので1部のチームピックアップさせていただきます。

① 青山学院大学
② 神奈川大学
③ 専修大学
④ 大東文化大学
⑤ 筑波大学
⑥ 東海大学
⑦ 日本体育大学
⑧ 日本大学
⑨ 白鴎大学
⑩ 法政大学
⑪ 明治大学
⑫ 早稲田大学
※アイウエオ順


2,関東大学バスケ強豪チーム5選

選出方式は上述3大タイトルのうち過去5年間のデータを用いてそれぞれ“1位”=15点、“2位”=10点、“3位”=6点、”4位“=3点、”5位”=1点の加点方式で上位5チームを選出します。便宜上2019年所属チームから選出します。以下表にまとめましたのでご確認ください。

①筑波大学
ここ数年で力を一層つけタイトルを総なめするまでになったチーム。能力集団ともいわれるとてつもない個の能力に加えバランスのいいチームを作ってきて、近年大会ではベスト4以上には毎回のように顔をのぞかせるチーム。過去5年の成績からもわかるように優勝の回数がとても多く、2016年には現アメリカGリーグで活躍している馬場雄大選手を擁して圧倒的な強さで3冠を獲得している。来年以降は2019年インカレ優勝メンバーの牧選手や増田選手等主力が抜けるが、下級生も十分にタイトル獲得を狙える素晴らしいチーム。
【過去5年の主な成績】
※ス:スプリングトーナメント リ:リーグ戦 イ:インカレ
2015年:ス「2位」リ「3位」イ「1位」
2016年:ス「1位」リ「1位」イ「1位」
2017年:ス「1位」リ「5位」イ「2位」
2018年:ス「1位」リ「4位」イ「4位」
2019年:ス「2位」リ「5位」イ「1位」

②東海大学
言わずと知れた名門大学。とても直向きにバスケに向き合うチームを毎年作ってきており、見てる人が応援したくなるようなチーム。2015年には現渋谷のベンドラメ選手を筆頭に厚い選手層であと一歩で3冠成し遂げるところまでいった。2019年も十分な面子が揃っていながら苦しいシーズンとなったが、来年以降も厚い選手層は健在で、特に河村選手は世代一注目度の高い選手。タイトル奪取が多いに期待でき、2冠も視野に入る素晴らしいチーム。
【過去5年の主な成績】
※ス:スプリングトーナメント リ:リーグ戦 イ:インカレ
2015年:ス「1位」リ「1位」イ「2位」
2016年:ス「3位」リ「2位」イ「2位」
2017年:ス「4位」リ「9位」イ「5位」
2018年:ス「6位」リ「1位」イ「1位」
2019年:ス「6位」リ「6位」イ「ベスト16」

③大東文化大学
2部から昇格後、大会では4強常連となった関東1部屈指の強豪チーム。数年でメキメキと実力をつけ、関東1部でも優勝できるほどの実力を持っている。2017年にインカレを初制覇、2019年にはリーグ戦を初制覇と着実に力をつけ来季以降もすごく楽しみなチームの一つ。昨年は熊谷 航選手(現シーホース三河)、今年は中村 浩陸選手(現大阪エヴェッサ)等優秀なポイントガードと大黒柱のモッチ・ラミン選手が在籍して安定的な結果を残していた部分もあるため、2020年のチーム作りがどうなるのかはすごく楽しみなところで来年以降もとても期待のできるチーム。
【過去5年の主な成績】
※ス:スプリングトーナメント リ:リーグ戦 イ:インカレ
2015年:ス「6位」リ「4位(2部)」イ「出場なし」
2016年:ス「9位」リ「1位(2部※全勝で1部昇格)」イ「ベスト16」
2017年:ス「5位」リ「3位」イ「1位」
2018年:ス「4位」リ「2位」イ「ベスト16」
2019年:ス「3位」リ「1位」イ「3位」

④専修大学
個のスキルを活かしたバスケで安定的な実績を積み重ねる関東1部を代表する強豪チーム。最近ではガード・フォワードのキング開選手、フォワードの西野選手や寺澤選手など長身ながら豊富な攻め方や身体能力の高い選手を擁しているが、2019年で最も注目されていたのは、盛實選手(現サンロッカーズ渋谷)だろう。3ポイントシュートやパスを得意としているが単にそれだけではなく、クラッチタイムでの勝負強さや聴衆を魅了するなアシスト等カリスマ的な魅力をもっている選手だ。2019年はそんな高い身体能力を持つ選手を擁して3大タイトルすべてで4位以内にはいり安定的な強さを見せた。2020年は盛實選手以外の主なスタメン選手は残るため、上位に顔出す可能性がかなり高いチームと言えるだろう。
【過去5年の主な成績】
※ス:スプリングトーナメント リ:リーグ戦 イ:インカレ
2015年:ス「11位」リ「6位」イ「ベスト8」
2016年:ス「5位」リ「4位」イ「4位」
2017年:ス「7位」リ「2位」イ「ベスト16」
2018年:ス「7位」リ「3位」イ「2位」
2019年:ス「4位」リ「3位」イ「2位」

⑤白鴎大学
こちらも大学バスケを代表する名門チーム。やはり2019年のスプリングトーナメントを優勝したのは記憶に新しく、前田選手(現滋賀レイクスターズ)と中川選手のコンビはプレー私生活問わず人気がありとても印象深かった。2020年も期待の持てる非常な楽しみなチームの一つ。
【過去5年の主な成績】
※ス:スプリングトーナメント リ:リーグ戦 イ:インカレ
2015年:ス「10位」リ「4位」イ「4位」
2016年:ス「8位」リ「6位」イ「ベスト8」
2017年:ス「9位」リ「4位」イ「ベスト8」
2018年:ス「8位」リ「5位」イ「ベスト8」
2019年:ス「ベスト16」リ「2位」イ「ベスト8」

3,その他の強豪校は?

この他にも関東バスケ1部には優勝を狙える強豪校が多数います。というより関東1部の時点でものすごく強豪なのが実際です。今回は私みたいに大学バスケに最近興味をもったという方のご参考になればと思い、3大タイトルの順位を元に5校を抜粋し書かせていただきました。また、インカレなどのタイトルは関東の大学が強さを発揮していますが、関西、東海、九州にも強豪校はひしめいています。(私の知識不足で詳しくはかけませんが。。)今回関東大学バスケ1部リーグの強豪校を5校ピックアップさせていただきましたが、前述したとおり、その他にも強豪校は多数あります。今回の記事を機に高校バスケなら見るけど、Bリーグなら見るけど、ひいてはバスケに興味がなかった方にも大学バスケに注目していただけると幸いです。次回以降もしばらくは大学バスケについて書いていこうかな。